鳥越神社大祭とは、東京都台東区の鳥越神社で毎年6月に開催される伝統的な祭りです。
2025年は6月7日(土)から9日(月)の3日間にわたって開催され、都内最大級の重さを誇る「千貫神輿」の渡御が最大の見どころとなります。
夕刻からは提灯に灯りが入る「鳥越夜まつり」が幻想的な雰囲気を演出し、神社周辺には約250軒もの屋台が立ち並びます。
蔵前駅や浅草橋駅からのアクセスも良好で、毎年数十万人の観客が訪れる都内屈指のお祭りです。
本記事では開催日程、アクセス方法、見どころ、屋台情報まで詳しく解説します。
記事のポイント
- 鳥越神社大祭2025年(令和7年)の開催日程
- 鳥越神社の歴史や祭りの見どころ
- 鳥越神社の場所や最寄り駅
- 蔵前駅や浅草橋駅からのアクセス方法
鳥越神社大祭2025の開催日はいつ?最寄り駅やアクセス方法を解説|祭りの見どころや屋台情報を紹介
- 鳥越神社とは
- 鳥越神社大祭2025(令和7年)の開催日時
- 鳥越神社のお祭りの歴史と見どころ
- 鳥越神社の場所・最寄り駅・アクセス方法
- 鳥越神社大祭の屋台情報
鳥越神社とは
鳥越神社は、東京都台東区鳥越に位置する1370年以上の歴史を誇る由緒正しい古社です。
651年(白雉2年)に「白鳥神社」として創建され、日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀る神社として始まりました。
その後、平安後期の武将である源義家によって「鳥越大明神」と改められ、現在の名前となったと伝えられています。
蔵前橋通りに面した立地にあり、平安時代から浅草橋・蔵前エリアの人々の生活を見守り続けてきました。
台東区でも特に古い神社として知られ、地域の信仰の中心として重要な役割を果たしています。
神社では年間を通じて様々な神事が行われており、1月の「とんど焼き」、6月の悪疫払いの「芽の輪くぐり」、7月の無病息災や長寿を祈願する「水上祭形代流し」などの伝統行事も有名です。
これらの神事からも、地域に深く根ざした歴史ある神社であることがうかがえます。

蔵前橋通り:鳥越神社鳥居
鳥越神社大祭2025(令和7年)の開催日時
2025年(令和7年)の鳥越神社大祭は6月7日(土)、8日(日)、9日(月)の3日間にわたって開催されます。
毎年6月に行われるこの祭りは、江戸の伝統を受け継ぐ重要な文化行事として位置づけられています。
祭りの中でも特に注目される千貫神輿の渡御は、6月8日(日)に実施される予定です。
宮出しは朝6時30分から始まり、一日をかけて氏子町会を巡った後、夜の宮入りは21時に予定されています。
この日は早朝から夜まで、迫力ある神輿渡御を楽しむことができるでしょう。
鳥越神社のお祭りの歴史と見どころ
鳥越神社大祭は1370年以上の歴史を持つ神社の伝統的な例大祭で、江戸三大神輿のひとつとも称される「千貫神輿(せんがんみこし)」が最大の見どころです。
この神輿は昭和初期に製作された都内最大級の重さを誇る神輿で、その重量は約4トンにも達します。
祭りの魅力は神輿の重厚感だけでなく、担ぎ棒が短く設計されているため、担ぎ手一人ひとりへの負荷が大きく、非常に難易度の高い渡御として知られています。
渡御列の先頭では、猿田彦(天狗)や手古舞連、五色の旗を持つ子供たちが歩き、祭りを華やかに彩ります。
夕刻になると神輿の弓張提灯と町会の高張提灯に灯が入り、「鳥越夜まつり」と呼ばれる幻想的で荘厳な雰囲気を味わえます。
鳥越神社の場所・最寄り駅・アクセス方法
鳥越神社は東京都台東区鳥越2-4-1に位置し、蔵前橋通りに面した場所にあります。
都心部からのアクセスが良好で、複数の駅から徒歩圏内にある便利な立地です。
最寄り駅とアクセス時間は以下の通りです
鳥越神社:最寄り駅
- 都営浅草線 蔵前駅:徒歩約6分
- JR総武線 浅草橋駅:徒歩約8分
- 都営大江戸線 新御徒町駅:約8分
- 都営大江戸線 蔵前駅:徒歩約10分
どの駅からも比較的近く、祭り期間中は多くの参拝者がこれらの駅を利用します。
特に都営浅草線蔵前駅からのアクセスが最も便利で、蔵前橋通りに出たら御徒町方面へ直進するだけで神社に到着できます。
鳥越神社大祭の屋台情報
鳥越神社大祭では、神社周辺に都内最大規模の約250軒もの屋台が立ち並びます。
屋台は主に鳥越神社より北側の神社周辺(鳥越2丁目)の路地や鳥越明神通りなどに集中して出店され、祭り期間中は多くの人々で賑わいます。
グルメ系屋台では、タコ焼き、焼きそば、ベビーカステラ、じゃがバター、イカ焼きなどの定番メニューから、最近よく目にする10円パンの屋台まで幅広いメニューが楽しめます。
また、子供たちが喜ぶスーパーボールすくい、さかなすくい、ヨーヨーなどの遊べる屋台も多数出店されるため、家族連れでも十分に楽しむことができるでしょう。
過去には鳥越神社近くのコインパーキングが屋台村のようにテント、テーブル、椅子が置かれた飲食スペースとして活用されたこともあり、祭りの雰囲気を盛り上げています。
境内露店現在の様子‼️ pic.twitter.com/OIyRzQFqBu
— 鳥越神社 (@torikoejinjya) June 11, 2022
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鳥越神社大祭2025の開催日程|最寄り駅からのアクセス方法を写真解説|屋台出店エリアや祭りの見どころ紹介
- 鳥越神社大祭2025年スケジュール
- 蔵前駅からのアクセス方法
- 浅草橋駅からのアクセス方法
- 屋台出店エリアや祭りの見どころ
鳥越神社大祭2025年開催日程(スケジュール)
2025年の鳥越神社大祭は3日間のスケジュールで開催されます。
各日程の詳細は以下の通りです。
鳥越神社大祭:2025年開催日程
6月7日(土)
- 町御神輿渡御
- 夕方:南部六ヶ町参拝宮入り
6月8日(日)
- 6:30:千貫神輿宮出し
- 日中:各町会での神輿渡御
- 子供神輿・山車の町内練り歩き
- 19:00頃:鳥越夜まつり開始(提灯点灯)
- 21:00:千貫神輿宮入り
6月9日(月)
- 10:00:大祭式齋行
6月8日が祭りのメインイベントとなり、早朝から夜まで一日をかけて千貫神輿の迫力ある渡御を楽しむことができます。

鳥越神社手水舎と鳥越まつりポスター

鳥越神社大祭のぼり旗(2025年5月末撮影)
蔵前駅から鳥越神社へのアクセス方法
都営浅草線蔵前駅から鳥越神社へは、徒歩約6分でアクセスできます。
都営浅草線蔵前駅から鳥越神社へのルートは下の写真をご覧ください。
駅を出て蔵前橋通り方面に向かい、直進することで神社に到着します。
電車でのアクセスとしては最も便利なルートのひとつです。
また、都営大江戸線蔵前駅からは徒歩約10分となります。
こちらのルートも比較的アクセスしやすく、祭り期間中は多くの参拝者がこの駅を利用します。
駅周辺には案内表示も設置されるため、初めて訪れる方でも迷うことなく神社まで辿り着けるでしょう。
蔵前駅は複数の路線が利用できるため、都内各地からのアクセスに便利な駅といえます。
JR浅草橋駅からの鳥越神社へのアクセス方法
JR浅草橋駅からは徒歩約8分で鳥越神社に到着できます。
JR総武線浅草橋駅から鳥越神社へのルートは下の写真をご覧ください。
駅の西口を出て、蔵前橋通り方向に向かって歩くルートが一般的です。
JRを利用する方にとっては、最もアクセスしやすい駅となっています。
浅草橋駅周辺は問屋街としても知られており、祭り期間中は地域全体が活気に包まれます。
また、都営浅草線も乗り入れているため、複数の路線からアクセス可能な便利な駅です。
屋台出店エリアや祭りの見どころ
屋台の出店エリアは鳥越神社周辺の道路に集中しており、特に神社より北側の鳥越2丁目の路地や鳥越明神通りに約250軒の屋台がずらりと並びます。
タコ焼き、焼きそば、ベビーカステラ、じゃがバター、イカ焼きなどの定番グルメから10円パンやケバブなど多彩なメニューが揃います。
また、スーパーボールすくいやさかなすくい、ヨーヨーなど子供向けの遊戯屋台も充実しています。
祭りの最大の見どころは、夕刻から始まる「鳥越夜まつり」です。
神輿の弓張提灯と町会の高張提灯に点火する儀式が行われると、千貫神輿の周りに灯る提灯の光が織りなす幻想的な光景を楽しめます。
神輿が狭い下町の路地を練り歩く様子は迫力満点で、鮮やかな衣装を身にまとった猿田彦や手古舞連が先導する行列と共に、担ぎ手たちのかけ声で祭りは最高潮を迎えます。
神社では特別御朱印の限定頒布も行われるため、記念品として多くの参拝者に人気となっています。
鳥越神社大祭2025の開催日程・アクセス方法・祭りの見どころ・屋台情報について総括
以下、記事のポイントをまとめます。
まとめ
- 開催日程は2025年6月7日(土)~9日(月)の3日間
- 千貫神輿渡御は6月8日(日)6:30宮出し~21:00宮入り
- 1370年以上の歴史を誇る鳥越神社で開催される伝統的な祭り
- 都内最大級4トンの重さを誇る「千貫神輿」が最大の見どころ
- 夕刻からの「鳥越夜まつり」では提灯に灯りが入り幻想的な雰囲気
- 都内最大規模約250軒の屋台が神社周辺に出店
- 最寄り駅は都営浅草線蔵前駅(徒歩6分)が最も便利
- JR浅草橋駅から徒歩8分、都営大江戸線蔵前駅から徒歩10分
- 渡御列の先頭には猿田彦(天狗)や手古舞連、五色の旗を持つ子供が歩く
- 担ぎ棒が短く担ぎ手への負荷が大きい難易度の高い神輿渡御
- 焼きそばやたこ焼きなど定番グルメからケバブなど多彩なメニューが楽しめる
- 神社では特別御朱印の限定頒布も実施される