浅草地下街は、日本最古の地下商店街として知られる歴史あるスポットです。
しかし、「臭いが気になる」「行き止まりが謎」「治安は大丈夫?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、実際に浅草地下街を訪れ、臭いの原因や治安面、行き止まりの秘密について調査しました。
SNSでも話題の独特な雰囲気や、訪れる際の注意点について詳しく解説します。
浅草観光の参考に、ぜひご覧ください。
記事のポイント
- 浅草地下街が臭いという噂とその原因
- 浅草地下街の治安
- 地下街の奥が行き止まりになっている理由
- 写真でわかるリアルな浅草地下街の姿
浅草地下街が臭いという噂の真相とは?地下街の治安や行き止まり謎を調査
- 浅草地下街が臭いという噂
- 若い人があまり通らない?気になる治安情報
- 浅草地下街の行き止まりには謎がある?
浅草地下街が臭いという噂
1955年に開業した日本最古の地下商店街「浅草地下街」。
銀座線浅草駅の改札を出てすぐのこの場所は、独特の臭いが漂うスポットとしてSNSでも話題になっています。
下水なのか、建物の老朽化なのか、それとも別の原因なのか...
初めて訪れる方の中には、様々な憶測を巡らせる方も多いでしょう。
この地下街は、銀座線から新仲見世通り方面の6番出口へ向かう際の通路として利用されています。
東武線への乗り換えルートからは外れているため、初めて訪れる方にとっては意外と知られていない場所かもしれません。
昭和の雰囲気を色濃く残す通路には、飲食店をはじめとする様々な店舗が軒を連ねており、通勤・通学の方々の動線として今も活用されています。
ちょっと気になってた浅草地下街にも行ってきた。写真から受けるより雰囲気が暗かったし、下水っぽい臭いが強烈だった。そして床が水浸しだった。ここまでレトロな場所はなかなかないなあ。 pic.twitter.com/AbKeeiI0FC
— 花ごえる (@goer) December 15, 2024
SNSでは「強烈な下水臭がする」「油が古くなったような金気臭い」など、様々な表現で語られるこの独特の臭い。
その正体と原因について、後半では現地調査の写真とともに詳しく解説していきます。
若い人があまり通らない?気になる治安情報
一般的に古い地下街というと、薄暗く人気の少ない不安な空間を想像しがちです。
特に浅草は、渋谷や新宿とは異なり、独特の雰囲気を持つ下町エリア。
若い方々にとって、治安面での不安は当然の心配かもしれません。
しかし、実際の浅草地下街は確かに照明は控えめながらも、駅利用者の往来は絶えることがありません。
特に日中は飲食店の営業時間と重なるため、店舗からの明かりも加わり、想像していたよりも明るい印象です。
ただし、地下街から地上へ続く通路は幅が狭いため、深夜の利用時には周囲への注意が必要です。
むしろ若い世代にとって気になるのは、独特の空気感よりも、この場所特有の臭いかもしれません。
浅草地下街の行き止まりには謎がある?
浅草地下街の通路を奥へと進んでいくと、行き止まりになります。
しかし、この行き止まりは単なる壁で仕切られているわけではありません。
その先にもまだ続きがありそうな雰囲気を漂わせる不思議な造りで、さらには扉まで設置されているのです。
この場所について調べてみると、興味深い事実が見えてきました。
実は浅草地下街の通路は、当初の計画では浅草寺方面まで延伸される予定だったようです。
しかし「参道を通らずに参拝するのは仏様に対して失礼にあたる」という理由から、計画は途中で断念されることになったとのこと。
この扉の向こう側は一体どこまで続いているのでしょうか。
また、工事はどの段階で中断されたのか。
この行き止まりには、戦後の浅草の歴史に関する謎が今も残されているのです。
実際に浅草地下街を歩いた動画をYouTubeでアップしてありますので是非ご覧ください。
浅草地下街の臭いは下水?水漏れ箇所や地下通路の治安、行き止まりの場所を写真で紹介
- 臭いの原因の一つ|水漏れの箇所を紹介
- 浅草地下街の治安がわかる張り紙
- 浅草地下街の行き止まりに行ってみた
臭いの原因の一つ|水漏れの箇所を紹介
浅草地下街の謎めいた臭いの正体を探るため、実際に現地へ足を運んでみました。
すると、その原因として浮かび上がってきたのが「水漏れ」の存在です。
特に2011年の東日本大震災以降、この地下街では水の浸出が深刻な問題となっているとの情報がありました。
確かに天井のむき出しになった配管や、年月を感じさせる黒ずんだ壁からは、かすかにカビ臭さを感じます。
しかし、より顕著なのは地下街の随所で見かける水たまりです。
興味深いことに、この水は単なる配管からの漏水ではないようです。
ネットにあった地元の方の情報によると、雨天時や雨の翌日になると床が水浸しになることこもあるみたいです。
これは地下水位の上昇により、床下から水が染み出してくる現象だといいます。
特に目立つ水たまりが2か所あります。
1か所目は天井からの雫は見当たらないものの、床に大きな水たまりができている場所。
これは地下水が原因かもしれません。
もう1か所は注意を促すカラーコーンが設置され、注意書きも添えられています。
下水の影響もあってか、この付近は特に臭気が強く感じられました。
ただし、SNSなどで話題になっているほどの強烈な臭気は、地下街全体としては感じられませんでした。
特に各店舗の店内は清潔に保たれている様子ですし、お店も賑わっていました。
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映画【PERFECT DAYS】のロケ地:浅草地下街にある浅草やきそば「福ちゃん」
なお、このような環境でネズミの存在を心配する声もありますが、調査時には一匹も目撃することはありませんでした。
(たまたま見なかっただけかもしれませんが...)
浅草地下街の治安がわかる張り紙
浅草地下街の治安はどうでしょうか。
若者がたむろしている様子はありません。(浅草の場合はおじさん?)
また、酔っ払いがフラフラしているなんてこともありません。
実際、若い女性とすれ違うこともあり、治安面ではそこまで気にする必要はなさそうです。
しかし、地下街の張り紙に【寝込み禁止】などと書いてあることが気になります。
夜遅くなるとそういう人が出てくるのかもしれません。
ただ、水たまりがある場所で寝れるの?というのは気になる点ではありますが。
張り紙の内容も気になりますので、念のため若い女性は夜遅くに一人で通るのは控えた方が良いかもしれません。
浅草地下街の行き止まりに行ってみた
浅草地下街の奥に広がる謎の空間を実際に訪れてみました。
確かにこの先に何かありそうな雰囲気を醸し出しています。
浅草寺まで繋がる予定だったとのことですが、この方向で掘り進めていけば本当に浅草寺にたどり着くのでしょうか。
それよりも、この行き止まりの手前には大量のスーツケースが置かれていました。
浅草地下街を通るたびに気になる光景ですが、タイミングが悪いのか一度も販売している様子は見たことはありません。
シャッターの前に置かれているわけではないので、ここでは販売していないのでしょう。
おそらく、新仲見世通りにある店舗が倉庫代わりに使用しているのではないかと推測されます。
このように、浅草地下街には今も多くの謎が残されています。
浅草を訪れる際は、ぜひ浅草地下街にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
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浅草地下街の臭いや治安、行き止まりの謎について総括
今回は浅草地下街の臭いの原因や治安、行き止まりの謎について写真でご紹介しました。
以下、記事の内容をまとめます。
まとめ
- 浅草地下街は1955年開業の日本最古の地下商店街である
- 銀座線浅草駅の改札を出てすぐの場所にあり、独特の臭いが話題になっている
- 臭いの主な原因は水漏れや地下水の浸出による可能性が高い
- 地下街には水たまりが複数あり、特に臭いが強い場所もある
- 治安は比較的良好で、昼間は多くの人が行き交っている
- 「ここで寝るな」といった張り紙があり、念のため夜間は注意が必要
- 地下街の奥には行き止まりがあり、扉の先が気になる構造となっている
- 当初は浅草寺方面まで延伸予定だったが、計画は途中で中止された
- 行き止まり付近にはスーツケースが多数置かれているが、販売の様子は見られない
- 地下街全体としては独特の雰囲気があり、歴史を感じさせる場所である