渋谷駅西口のシンボルだったモヤイ像が2025年1月22日に移設されました。
「渋谷 モヤイ像 なくなった」「渋谷 モヤイ像 今どこ?」と検索される方も多いのではないでしょうか。
この記事では、モヤイ像の移動先である国道246号沿いの渋谷フクラス西側広場への行き方と、再開発で大きく変わりつつある渋谷駅西口の現在の様子をご紹介します。
45年間親しまれてきたモヤイ像の歴史や、新たな待ち合わせスポットについても解説していきます。
記事のポイント
- モヤイ像がなくなった渋谷駅西口の今の様子
- モヤイ像の歴史と移動先の場所
- 渋谷駅西口からモヤイ像の移動先までの行き方
- モヤイ像に変わる渋谷駅西口の新しい待ち合わせスポット
渋谷モヤイ像がなくなった今の西口の様子|移動先はどこ?新しい場所を紹介
- 渋谷モヤイ像とは?歴史や由来を解説
- 渋谷モヤイ像がいなくなった今の渋谷駅西口の様子
- モヤイ像はどこに移動した?
渋谷モヤイ像とは?歴史や由来を解説
渋谷駅西口のモヤイ像は、伊豆諸島・新島村から1980年に寄贈されたもので、2025年で設置から45年を迎えるシンボルです。
名称の由来は新島の方言で「力を合わせる」「助け合う」を意味する「モヤイ」から来ているそうです。
このモヤイ像には「アンキ(若者)」と「インジー(おじいさん)」の両面の顔が彫られており、新島特産の「コーガ石(抗火石)」で造られた約2トンの重量があります。
イースター島のモアイ像を思わせるデザインが特徴で、ハチ公像と並んで渋谷の代表的な待ち合わせスポットとして長年親しまれてきました。

渋谷モヤイ像
渋谷モヤイ像がなくなった今の渋谷駅西口の様子
現在の渋谷駅西口は再開発工事が進行中(2025年4月現在)で、訪れるたびに街の様子が変わるほどの大規模な工事が行われています。
筆者が久しぶりに訪れたときは、昔の渋谷の姿を思い出せないほど景観が変わっていて、少し寂しさを感じました。

渋谷駅西口(2025年3月撮影)
特に目立つのは、「ハチ公ファミリー」と名付けられたレリーフの撤去です。
このレリーフは1990年にJR渋谷駅前の広場が「ハチ公前広場」に名称変更されたことを記念して制作されたもので、ハチ公を中心に大小20匹の秋田犬がじゃれ合う様子を約1200ピースの信楽焼の陶板で表現した作品でした。
しかし、調査の結果アスベストが含まれていることが判明し、除去が困難なため撤去が決定されたとのことです。
JR渋谷駅 ハチ公をモチーフにしたレリーフ 再開発で撤去へhttps://t.co/arnnbEoxo6 #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 26, 2025
また、JR渋谷駅の「ハチ公改札」も2025年1月26日から宮益坂寄りに約60m移動し、駅の東西を結ぶ連絡通路に面した場所に新設されました。
改札の数も17台から14台に減少しています。

渋谷駅周辺の再開発によって移転されたモヤイ像の看板
工事中の西口の壁には「モヤイ像を探せ」というポスターが貼られています。
モヤイ像の移動に気づきましたが、案内表示がわかりやすく設置されていたため、すぐに新しい場所を知ることができました。
平日の午後だったためか、モヤイ像を探している人は残念ながら筆者以外に1名しか見かけませんでした。
モヤイ像はどこに移動した?
長年親しまれてきた渋谷のモヤイ像は、2025年1月22日に駅周辺の再開発に伴い新しい場所へ移設されました。
2024年4月から一時的に姿を消していたモヤイ像ですが、現在は国道246号沿いの渋谷フクラス西側広場に設置されています。
移設セレモニーには渋谷区長や新島村長も出席し、45年間続いた渋谷駅西口での役割を新たな場所で継続することになりました。
移設後もモヤイ像は新島村の方角(南西)を向いて設置され、周囲の花壇は「渋谷Flowerプロジェクト」のボランティアによってメンテナンスが続けられています。

国道246沿いに移動した渋谷モヤイ像(2025年3月撮影)
渋谷モヤイ像がなくなった西口の今を写真で紹介|移動した新しい場所への行き方を解説
- 渋谷モヤイ像がなくなった西口を写真で紹介
- 西口からモヤイ像が移動した場所への行き方
- 渋谷駅西口の新たな待ち合わせ場所はどこ?
渋谷モヤイ像がなくなった西口を写真で紹介
かつてモヤイ像があった渋谷駅西口は、現在工事中(2025年4月現在)のエリアとなっています。
「100年に1度」とも言われる大規模な再開発により、渋谷の街並みは大きく変化しています。

工事中のJR渋谷駅西口(2025年3月撮影)
再開発の目的は、交通機能の強化、駅の機能更新、都市基盤の整備改善などが挙げられており、将来的には利便性の向上が期待されています。
一方で、工事による混雑や、渋谷の個性が失われるのではないかという懸念の声も聞かれます。
駅周辺では歩行者デッキの整備も進められており、渋谷サクラステージと渋谷ストリームを結ぶ新たな歩行者デッキが完成し、駅東西の回遊性向上が図られています。
参考
各再開発プロジェクトの概要:SHIBUYA +FUN PROJECT
モヤイ像が移動した新しい場所への行き方
モヤイ像の新しい場所は、渋谷駅西口から約200メートル西に位置する国道246号沿いの渋谷フクラス西側広場です。
渋谷駅西口から出て道なりに進み、国道246号(玉川通り)に出たら右折し、渋谷フクラスの方向へ進むとモヤイ像を見つけることができます。
以下、渋谷駅西口から移動した「モヤイ像」までのルートです。
案内図もわかりやすく設置されているため、迷うことなく訪れることができます。
現地を訪れた筆者の印象としては、以前の駅前ロータリーにあった頃と比べると人通りが少なく、待ち合わせをしている人はほとんど見かけませんでした。
駅から少し離れたため、待ち合わせ場所としての利便性はかなり低下したように感じます。

移動した渋谷モヤイ像(2025年3月撮影)
渋谷駅西口の新たな待ち合わせ場所はどこ?
モヤイ像に代わる新たな渋谷西口の待ち合わせスポットとして注目されているのが、東急フクラス前のエリアです。
筆者が訪れた際には多くの人で賑わっており、自然と新しい待ち合わせポイントになっているようでした。

東急プラザフクラス前
渋谷駅周辺は再開発によって景観が大きく変わりつつありますが、人々の流れもそれに合わせて変化しています。
ハチ公像が変わらず渋谷の象徴であり続ける一方で、モヤイ像の移設やハチ公ファミリーのレリーフの撤去など、懐かしい風景が少しずつ姿を消しているのも事実です。
渋谷を訪れる際は、こうした変化を踏まえて待ち合わせ場所を決めるとよいでしょう。
特に久しぶりに渋谷を訪れる方は、事前に最新情報をチェックしておくことをおすすめします。
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渋谷モヤイ像がなくなった今の西口の様子と移動した新しい場所への行き方について総括
以下、記事のポイントをまとめます。
まとめ
- 渋谷のモヤイ像は2025年1月22日に国道246号沿いの渋谷フクラス西側広場に移設された
- モヤイ像は伊豆諸島・新島村から1980年に寄贈され、2025年で設置から45年を迎える
- 「モヤイ」とは新島の方言で「力を合わせる」「助け合う」という意味を持つ
- モヤイ像は「アンキ(若者)」と「インジー(おじいさん)」の両面の顔を持ち、新島特産の「コーガ石」で造られている
- 渋谷駅西口は現在大規模な再開発工事が進行中で、街の様子が大きく変化している
- ハチ公改札も2025年1月26日から宮益坂寄りに約60m移動し、改札の数も減少した
- 「ハチ公ファミリー」レリーフはアスベストが含まれていたため撤去が決定された
- モヤイ像の新しい場所は渋谷駅西口から約200メートル西に位置し、案内表示が設置されている
- 移設後のモヤイ像は新島村の方角(南西)を向いて設置されている
- 周囲の花壇は「渋谷Flowerプロジェクト」によってメンテナンスされている
- 東急フクラス前のエリアが渋谷西口の新たな待ち合わせスポットとして人気を集めている