2024年9月15日放送の「なりゆき街道旅」では、東京の隠れた名所、都会のオアシス【浜離宮恩賜庭園】が紹介されました。
この歴史ある日本庭園は、秋になると鮮やかなキバナコスモスが一面に広がり、訪れる人々を魅了します。
この記事では、浜離宮恩賜庭園のキバナコスモスの魅力と、花の見頃や散策スポットを詳しく解説します。
実際に2024年9月14日に撮影した写真もアップしてありますので是非お楽しみください。
記事のポイント
- 浜離宮恩賜庭園の歴史と特徴
- キバナコスモスの見頃や花の特徴
- コスモスとキバナコスモスの違い
- キバナコスモスの鑑賞スポットと浜離宮のアクセス方法
浜離宮のキバナコスモス2024年見頃時期とは?庭園の歴史や花言葉も解説
- 浜離宮恩賜庭園の歴史と特徴
- キバナコスモスの見頃と花の特徴
- コスモスとキバナコスモスの違い
- キバナコスモスの花言葉と似た花
浜離宮恩賜庭園の歴史と特徴
浜離宮恩賜庭園は、東京都中央区にある歴史的な日本庭園です。
江戸時代初期に徳川将軍家の別邸として造営され、当初は「浜御殿」と呼ばれていました。
この庭園は、将軍家の鷹狩り場として使われ、海水を引き入れた潮入りの池や、四季折々の花を楽しむための花畑が設けられていました。
明治時代になると、皇室の離宮として利用され、1945年に東京都に下賜されて現在の名前である「浜離宮恩賜庭園」となりました。
特徴の一つは、潮の満ち引きに合わせて水位が変わる「潮入の池」です。
この池は、東京湾から直接海水を取り入れているため、都心にいながら海の雰囲気を感じることができます。
また、庭園内には約300年の歴史を持つ松の木や、四季折々の花々が植えられており、都会の喧騒を忘れさせる静かな空間が広がっています。
特に春の桜、秋のキバナコスモスなど、季節ごとの花々が見どころとなっています。
庭園は広大で、散策路が整備されているため、ゆったりと歩きながら景色を楽しむことができます。
また、歴史的な茶屋も点在しており、当時の雰囲気を感じながら休憩することができます。
これらの歴史と特徴を知ることで、訪れる際の楽しみがさらに広がるでしょう。
浜離宮庭園キバナコスモスの見頃と花の特徴
キバナコスモスは、浜離宮恩賜庭園で秋に見られる人気の花です。
7月頃から咲き始め、8月上旬から9月上旬が見頃で、この時期には一面に広がるキバナコスモスが庭園を鮮やかな黄色に染めます。
見頃のタイミングは、その年の気候や気温によって多少変動しますが、概ねこの期間が最も美しいと言われています。
ただ、浜離宮庭園では種まきの時期をずらしているので長期間の観賞できると言われています。
ちなみに上の写真は2024年9月14日に私が撮影した浜離宮のキバナコスモス畑の写真です。
このペースだと2024年も9月末頃まで綺麗なキバナコスモス畑を鑑賞できるのではないかと思います。
(詳しくは浜離宮庭園HPをご確認ください。)
また、キバナコスモスは、通常のコスモスと違い、鮮やかな黄色やオレンジ色の花を咲かせます。
背丈は約50~100cmほどで、花の大きさは直径5cm前後と、一般的なコスモスよりもやや小ぶりです。
花弁は8枚程度で、細長く尖った形をしており、花の中心には黄色い雄しべが目立ちます。
強い日差しを好むため、晴れた日には特に鮮やかな色合いを見せ、風に揺れる様子がとても美しいです。
浜離宮恩賜庭園では、キバナコスモスの群生が一面に広がるエリアが設けられており、訪れた人々に秋の訪れを感じさせてくれます。
この時期に訪れると、他の季節では見ることのできない黄金色の風景を楽しむことができるため、秋の庭園散策のハイライトとなるでしょう。
コスモスとキバナコスモスの違い
コスモスとキバナコスモスは、同じコスモスと名前がついていても、それぞれ異なる特徴を持っています。
コスモス(Cosmos bipinnatus)はピンク、白、赤などの花色があり、花弁は丸みを帯びた形で、直径は約5〜10cmだそうです。
涼しい気候を好み、夏から秋に見ごろを迎え、草丈は最大で1.8メートルほどに成長するようです。
一方、キバナコスモス(Cosmos sulphureus)は黄色やオレンジ色の花を咲かせ、花弁は細長く尖っています。
直径は約2.5〜7.5cmで、暑さに強く、初夏から秋まで長く楽しめるようです。
草丈はコスモスよりやや低めで、約50〜100cm程度だと言われています。
これらの違いから、花の色や形、生育環境に違いがあるため、見分けやすいポイントになります。
浜離宮恩賜庭園では、キバナコスモスが多く見られ、実際にその違いを観察することができます。
キバナコスモスの花言葉と似た花
キバナコスモスの花言葉を調べてみると、「野性的な美しさ」「野性美(自然美)」「幼い恋心」などと出てきました。
これらの花言葉は、キバナコスモスの持つ鮮やかで力強い色合いや、太陽の光をいっぱいに浴びて咲く姿に由来しているようです。
特に、黄色やオレンジの花は、元気やエネルギーを象徴する色とされ、見ているだけで活力をもらえるような明るさを持っています。
花言葉に込められた意味からも、キバナコスモスは自然の美しさを楽しむ場所にぴったりの花だと言えるでしょう。
キバナコスモスに似た花としては、「マリーゴールド」や「ルドベキア」が挙げられます。
マリーゴールドは、同じく黄色やオレンジ色の花を咲かせる植物で、キバナコスモスと同様に太陽の光を好みます。
マリーゴールドの花言葉を調べてみると「変わらぬ愛」「可憐な愛情」「健康」などという言葉が出てきました。
一方「嫉妬」「絶望」「悲しみ」などという言葉も出てきます。どちらが本当なのでしょうか?
花言葉って難しいですね。
「あいみょん」さんのヒット曲「マリーゴールド」はどちらの花言葉をイメージして聞けばいいのでしょうか(笑)
また、こちらもキバナコスモスに似ている花「ルドベキア」は、花弁が細長く、中心が黒や茶色になるのが特徴だそうです。
こちらも夏から秋にかけて咲き、キバナコスモスと同じように明るい色合いで庭を彩ります。
特に、キバナコスモスの持つ元気なイメージは、浜離宮庭園の散策の際に訪れる人々に元気と癒しを与えてくれることでしょう。
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2024年の浜離宮恩賜庭園|キバナコスモスの見頃時期と鑑賞エリア・アクセスガイド
- 浜離宮恩賜庭園に咲くキバナコスモスの見頃と鑑賞エリアとは?
- 浜離宮恩賜庭園で見られる花の種類と見頃
- 浜離宮恩賜庭園へのアクセス方法と最寄り駅
- 浜離宮恩賜庭園の基本情報|入園料金や営業時間について
- なりゆき街道旅で紹介された浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス畑
浜離宮恩賜庭園に咲くキバナコスモスの見頃と鑑賞エリアとは?
浜離宮恩賜庭園のキバナコスモスは、浜離宮大手門近くのお花畑で楽しむことができます。
三百年の松の先にある橋の向こう側一面にキバナコスモスが咲いています。
約20万本もの花が咲き誇り、黄色やオレンジ色の花々が一面に広がる景色は圧巻です。
上の写真は2024年9月14日に撮影した浜離宮庭園のキバナコスモス畑の写真です。
見頃の時期は主に8月頃から9月上旬と言われていますが、園では種まきの時期をずらして長期間の観賞を可能にしています。
(2023年の例では、9月末でもまだ花の雰囲気を楽しめたそうです)
このエリアの特徴は、美しい花畑と近代的な高層ビル群とのコントラストです。
都会的な景観と自然の調和が生み出す独特の雰囲気は、多くの来訪者を魅了しています。
写真愛好家にも人気のスポットで、キバナコスモスと蝶々、背景のビル群という組み合わせは、印象的な一枚を撮影するのに最適です。
花の状態は時期によって変わりますが、黄色の花がオレンジ色よりも長く楽しめる傾向があるようです。
浜離宮恩賜庭園で見られる花の種類と見頃
浜離宮恩賜庭園では、四季折々の花々を楽しむことができます。
以下、浜離宮庭園HPに載っていた花の見ごろのまとめです。
好きな花の季節に合わせて浜離宮庭園を散歩するのもオススメです。
浜離宮庭園で見られる花の種類
●春
サクラ、フジ、ヤマブキ、サツキ、ユキヤナギ、ボケ、ユリノキ、シラン、ハナモモ、シャガ、サンシュユ、アヤメ、キンシバイ、ツバキ、ザクロ、ナノハナ、ハクチョウゲ、ハクモクレン
●夏
アジサイ、サルスベリ、ムクゲ、クチナシ、オミナエシ、ノウゼンカズラ、ヤブカンゾウ、ハナショウブ、ヤブミョウガ、オオバネムノキ、ノカンゾウ、ノリウツギ、ノシラン
●秋
ヒガンバナ、イチョウ、キンモクセイ、ツワブキ、サザンカ、ハギ、イロハモミジ、トウカエデ、コスモス、コブクザクラ、ハゼノキ、スイフヨウ、ヒイラギモクセイ
●冬
ウメ、スイセン、ロウバイ、タンカンンツバキ
※浜離宮HPより引用
浜離宮恩賜庭園へのアクセス方法と最寄り駅
浜離宮恩賜庭園は、複数の駅から徒歩圏内にあり、アクセスが便利です。
最寄り駅は以下の通りです。
浜離宮庭園の最寄り駅
- ゆりかもめ・都営大江戸線「汐留駅」:徒歩5分
- 都営大江戸線「築地市場駅」:徒歩7分
- JR・東京メトロ銀座線・都営浅草線「新橋駅」:徒歩9-12分
主要駅からのアクセス
- 新宿から:都営大江戸線で汐留駅まで約35分
- 東京駅から:JR山手線で新橋駅まで約5分、その後徒歩
- 羽田空港から: 京急線・都営浅草線で新橋駅まで約30分、その後徒歩
バスでは「築地五丁目」または「浜離宮前」バス停が近くにあります。
また、水上バスの「浜離宮発着場」でも下船できるらしいですが時間などはよく確認してください。
車の場合は、首都高速都心環状線「汐留IC」が最寄りです。
浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)公式HPはこちら
浜離宮恩賜庭園の基本情報|入園料金や営業時間について
浜離宮恩賜庭園の基本情報についてお伝えいたします。
浜離宮恩賜庭園の基本情報
【所在地】
東京都中央区浜離宮庭園1番1号
【通常開園時間】
午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)
※時期により開園時間を延長する場合があります。
詳細はHPをご覧ください。
【休園日】
12月29日~翌年1月1日まで
※臨時休園が発生する場合もありますのでHPを確認ください。
【入園料】
一般 300円
65歳以上 150円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
※「みどりの日(5月4日)」と「都民の日(10月1日)」は無料
なりゆき街道旅で紹介された浜離宮恩賜庭園のキバナコスモス畑
フジテレビの人気番組「なりゆき街道旅」の2024年9月15日放送回は新橋周辺を巡る旅でした。
新橋駅から浜離宮まで歩くのかと勝手に思っていましたが、さすがにロケバス移動でしたね。
番組内では浜離宮恩賜庭園の「キバナコスモス」や「三百年の松」などが紹介されていました。
次回 9/15(日) 12:00~放送の #なりゆき街道旅 は #美村里江 & #平野ノラ と行く #新橋 の旅🚶#浜離宮恩賜庭園 で秋まで見頃の絶景 #キバナコスモス に一同感動🌸
さらに #老舗喫茶店 の名物 #バナナケーキ 🍰から中華世界一のシェフが作る #絶品餃子 🥟まで #グルメ激戦区 #新橋グルメ に舌鼓😋 pic.twitter.com/iSEX3Cpzf2— 【公式】なりゆき街道旅 (@nariyukikaido) September 8, 2024
浜離宮庭園の大手門口の入口で和傘の貸し出しもあります。
番組でも美村里江さんと平野ノラさんが和傘をさして庭園を散策していました。
浜離宮のキバナコスモス|2024年の見頃時期について総括
以下、記事のポイントをまとめます。
まとめ
- 浜離宮恩賜庭園は東京都中央区にある歴史的な日本庭園で、江戸時代初期に造営された
- 庭園は潮入の池や四季折々の花畑が特徴で、都会の喧騒を忘れさせる静かな空間が広がる
- キバナコスモスは7月から咲き始め、8月上旬から9月上旬が見頃で、鮮やかな黄色に染まる
- キバナコスモスは通常のコスモスと異なり、黄色やオレンジ色で、花弁は細長く尖っている
- 浜離宮恩賜庭園では約30万本のキバナコスモスが見られ、秋の風物詩として人気
- キバナコスモスの花言葉には「野性的な美しさ」や「幼い恋心」が含まれる
- キバナコスモスに似た花としては、マリーゴールドやルドベキアがある
- 庭園内のキバナコスモスは、浜離宮大手門近くの花畑で楽しむことができる
- 浜離宮恩賜庭園のアクセスは、汐留駅から徒歩5分、築地市場駅から徒歩7分、新橋駅から徒歩9-12分
- 開園時間は午前9時から午後5時まで、入園料は一般300円で、65歳以上は150円