春の訪れを告げる風物詩として親しまれている根津神社の「文京つつじまつり」。
江戸時代から名所として知られるつつじ苑では、約100種3,000株のつつじが色鮮やかに咲き誇り、多くの人々を魅了しています。
今回は、つつじまつりの開催期間や見頃時期、混雑状況、アクセス方法などについて実際に訪れた時に撮影した写真をもとに詳しくご紹介します。
記事のポイント
- 根津神社「つつじまつり」の開催期間
- 根津神社の歴史やつつじ苑の場所
- つつじの見頃やまつりの混雑状況
- 根津神社へのアクセス方法と駐車場情報
根津神社「文京つつじまつり」開苑時間や期間はいつまで?見頃や混雑状況、屋台情報・アクセス方法を解説
- 根津神社「つつじまつり」とは
- つつじまつりの開催期間や時間
- 根津神社の「つつじまつり」の見頃時期
- つつじまつりの混雑状況や屋台出店情報
- 根津神社の最寄り駅とアクセス方法
根津神社「つつじまつり」とは
根津神社のつつじまつりは、文京区の「花の五大まつり」の一つとして区民や観光客に親しまれている春の風物詩です。
2025年で第54回を迎える歴史あるこのまつりは、東京都心にありながら豊かな自然と伝統文化に触れることができる貴重な機会となっています。
単なる花見イベントではなく、稚児行列や神輿渡御、根津権現太鼓の奉納など、様々な伝統行事も行われ、日本文化を肌で感じることができます。
2023年からは「まつりでつなぐ未来 文京花めぐり」プロジェクトも始まり、次世代への文化継承にも力を入れています。
根津神社のつつじは、元々この地が甲府宰相・徳川綱重(綱吉の兄)の下屋敷であった時代に植えられたことに始まり、350年以上の歴史があります。
現在では約100種3,000株ものつつじが咲き誇る、都内有数のつつじの名所として多くの人々を魅了し続けています。

根津神社「文京つつじまつり」
つつじまつりの開催期間や開苑時間
2025年の「文京つつじまつり」の開催期間は以下の通りです。
第54回 文京つつじまつり
- 開催期間:2025年4月1日(火)~4月30日(水)
- つつじ苑開苑時間:9時30分~17時30分
- つつじ苑入苑料:寄進料500円
- 会場:根津神社(東京都文京区根津1-28-9)

根津神社文京つつじまつり2025ポスター
文京つつじまつりの期間中、根津神社では様々な催し物も予定されています。
文京つつじまつり2025:イベント
- 稚児行列:4月6日(日曜日)10時45分
- 神輿渡御:4月6日(日曜日)12時
- 根津権現太鼓:4月12日・19日・26日(土曜日)12時30分・15時30分
- 奉納演芸:4月19日・20日・26日・27日・29日 13時~15時
- なぎなた奉納稽古:4月26日(土曜日)11時
- 浦安舞:4月27日(日曜日)13時~13時15分
- まといパレード:4月29日(祝・火曜日)11時~12時
根津神社「つつじまつり」の詳細は以下の公式サイトをご確認ください。
根津神社公式HP:https://nedujinja.or.jp/tsutsuji/
根津神社の「つつじまつり」の見頃時期
つつじの咲き始めは例年4月初めごろからで、種類によって早咲き、中咲き、遅咲きがあり、長期間楽しめるのが特徴です。
実際に4月中旬に訪れた際には、ちょうど見頃を迎えており、色とりどりのつつじが境内を彩っていました。
2024年は桜と同様に開花が遅めで、4月中旬過ぎでも5分咲き程度だったようですが、気候によって年ごとに変動します。
最盛期には境内が様々な色のつつじで埋め尽くされ、幻想的な光景を楽しむことができます。
【お知らせ】根津神社にて、「第54回文京つつじまつり」が開催中です。境内のつつじ苑では多くの種類が満開となり、華やかに彩られています。境内のつつじ苑が公開されるのは、まつり期間中のみ(入苑料500円)。まつりは4/30(水)までです。https://t.co/Qb25wPotpn pic.twitter.com/8gGUT4liVc
— 文京区 (@bunkyo_tokyo) April 17, 2025
つつじまつりの混雑状況や屋台出店情報
平日の昼間に訪れましたが、根津駅から根津神社までの道には多くの人がおり、ほとんどがつつじまつりへ向かう人たちでした。
つつじ苑へは入場のために列に並ぶ必要があり、平日の11時頃でもかなりの行列ができていました。
外国人観光客も多く、国際的な人気スポットとなっていることがうかがえます。
撮影スポットとしては、神橋付近と千本鳥居、つつじ苑の上からの眺めが特に人気です。

根津神社神橋から撮影したつつじ苑(2025年4月18日撮影)
また、拝殿前も列ができており、参拝客で賑わっていました。
境内では、表参道付近や北口、西口付近にたこ焼きなどの屋台が出店されています。
西門前にも露店が並び、祭りの雰囲気を盛り上げています。
期間中は植木市や骨董市も開催され、キッチンカーも出店していますので、食事も楽しめるでしょう。

根津神社つつじまつり:表参道付近キッチンカー
根津神社の最寄り駅とアクセス方法
平日でもこれだけ混雑していることから、休日はさらに多くの人で賑わうことが予想されます。
早い時間に訪れることをおすすめします。
根津神社の最寄り駅は東京メトロ千代田線の「根津駅」と「千駄木駅」です。
どちらの駅からも根津神社までは徒歩約5分程度です。
根津神社へのアクセス方法をまとめます。
電車でのアクセス
- 東京メトロ千代田線「根津駅」・「千駄木駅」より徒歩5分
- 東京メトロ南北線「東大前駅」より徒歩5分
- 都営三田線「白山駅」より徒歩10分
バスでのアクセス
- 都営バス「根津神社入口」停留所下車

都営バス「根津神社前」バス停
車でのアクセス
神社の北参道側に有料駐車場(約23台分)がありますが、平日11時頃でも満車の状態でした。
根津神社表参道近くのコインパーキングも同様に満車だったため、公共交通機関の利用をおすすめします。

根津神社:北参道側有料駐車場入り口
根津神社「文京つつじまつり」開苑時間や見頃・混雑状況を写真解説・屋台出店場所やアクセス方法を紹介
- つつじまつり開催期間の根津神社の混雑状況を写真で紹介
- 根津神社の境内図とつつじ苑の場所
- 根津駅から根津神社つつじ苑への行き方
- 根津神社の駐車場と料金
つつじまつり開催期間の根津神社の混雑状況を写真で紹介
実際に平日の昼間に訪れた際、根津駅から根津神社までの道のりには多くの人がおり、観光案内板も設置されていたため迷うことなく到着できました。

根津神社入口交差点:つつじまつりの案内板
しかし、つつじ苑の入り口では入場のための行列ができており、人気の高さがうかがえます。
特に外国人観光客も多く見られ、国際的な観光スポットとして定着していることを実感しました。
境内全体が賑わっており、特に拝殿前やつつじ苑周辺は混雑していましたので、写真撮影をゆっくり楽しみたい方は開苑直後の早朝に訪れることをおすすめします。

根津神社つつじ苑出入口(2025年4月18日撮影)
屋台は根津神社の表参道付近や社殿の西門付近、北参道付近に出店されています。
たこ焼きなどの定番メニューから、花屋や骨董品を扱うお店まで幅広いジャンルのお店が出ていました。

根津神社:社殿西門付近の露店

根津神社つつじまつり:露天(花屋)
根津神社の境内図とつつじ苑の場所
根津神社の境内は広く、つつじ苑は社殿の左側(西側)に位置しています。
表参道からアプローチすると、つつじ苑の入口が見えてきます。
境内図を参考に、効率よく見どころを巡ることができます。
なお、根津神社の歴史は約1900年前に遡り、日本武尊(ヤマトタケル)が東征の際、須佐之男命の神徳を仰いで千駄木の地に創祀したと伝えられています。
現在の社殿や唐門、透塀などは1706年に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。
つつじだけでなく、歴史的な建造物も見どころの一つです。
根津駅から根津神社つつじ苑への行き方
地下鉄千代田線根津駅1番出口を出たら、目の前が不忍通りです。
出口を背にして左(千駄木方向)に進みます。
まっすぐ歩くと根津神社入口の交差点に出るので、ここを左折します。
そこから約1~2分ほど歩くと神社の鳥居が見えてきます。
道中には案内板が設置されているため、初めての方でも迷うことはないでしょう。
千駄木駅からも同様に徒歩5分程度でアクセスできます。
周辺の谷根千エリアには人気の飲食店も多いため、つつじまつり観賞と合わせて食事を楽しむこともできます。
ランチタイムは行列ができているお店が多いです。

根津のたいやき
また、根津神社から15分ほど歩けば上野公園にある上野東照宮のぼたん祭にも行くことができます。
体力に自信のある方は、一日で二つの花祭りを楽しむのもおすすめです。

根津神社境内に貼られた「季節の花めぐり」の案内

上野ぼたん苑入口
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根津神社の駐車場と料金
根津神社には北参道側に有料駐車場(約23台分)がありますが、つつじまつり期間中は大変混雑します。
平日の11時頃に訪れた際にも既に満車状態でした。

根津神社有料駐車場:料金表
また、根津神社表参道近くのコインパーキングも満車になっていましたので、公共交通機関を利用することをおすすめします。
混雑を避けたい方は、平日の開苑直後の早朝に訪れるのが良いでしょう。

根津神社裏コインパーキング:料金
根津神社「文京区つつじまつり」開催期間や見頃・屋台情報・アクセス方法について総括
根津神社の「文京区つつじまつり」は、東京都心にいながら季節の花と日本の伝統文化を同時に楽しめる貴重なイベントです。
約100種3,000株のつつじが咲き誇る様子は圧巻で、カメラを持参して訪れる方も多くいました。
ぜひ春の訪れを感じに、根津神社のつつじまつりへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
以下、この記事のポイントをまとめます。
まとめ
- 2025年のつつじまつりは4月1日から4月30日まで開催
- つつじ苑の開苑時間は9時30分から17時30分で、入苑料は500円
- 約100種3,000株のつつじが植えられており、種類によって開花時期が異なるため長期間楽しめる
- 見頃は例年4月中旬頃で、最盛期には色とりどりのつつじが境内を埋め尽くす
- 平日でも混雑しており、つつじ苑への入場には行列ができる状態である
- 境内には屋台や露店、キッチンカー、植木市、骨董市なども出店している
- 最寄り駅は東京メトロ千代田線「根津駅」・「千駄木駅」で、徒歩5分でアクセスできる
- 車での来場は駐車場が限られており、平日でも満車になるため公共交通機関の利用が推奨される
- 期間中は稚児行列や神輿渡御、根津権現太鼓など様々な伝統行事も行われる