世田谷ボロ市は、東京都世田谷区で毎年12月と1月に開催される歴史と伝統あるマーケットイベントです。
1578年に始まった「楽市」が起源で、現在では東京都の無形民俗文化財に指定されています。
骨董品や古着、手作り雑貨、地方特産品など多彩な商品が並び、1日で約20万人が訪れる大規模なイベントです。
会場の「ボロ市通り」周辺には約600店の露店が並び、名物の「代官餅」を目当てに訪れる人も多数。
アクセスは東急世田谷線「世田谷駅」「上町駅」から徒歩約3分と便利です。
この記事では、世田谷ボロ市の開催日程や見どころ、アクセス情報などを詳しくご紹介します。
記事のポイント
- 世田谷ボロ市の開催日時と会場の場所
- ボロ市の歴史や売っているもの
- 名物グルメ「代官餅」や「ボロ市饅頭」
- 最寄りの駅や停留所とアクセス方法
【世田谷ボロ市】2024年12月・2025月1月の開催日時と場所を解説
- 世田谷ボロ市はいつ開催?2024・2025年情報
- 東京都指定無形民俗文化財【世田谷ボロ市】の歴史
- 世田谷ボロ市で売ってるものは?
- ボロ市名物の代官餅とは?どこで何時から売ってる?
世田谷ボロ市はいつ開催?2024・2025年情報
世田谷ボロ市は、毎年12月と1月に2日間ずつ開催される歴史ある市です。
2024年12月15日(日)と16日(月)、2025年は1月15日(水)と16日(木)に開催されます。
会場となるのは世田谷区の代官屋敷周辺、通称「ボロ市通り」。
当日は約600~700店舗もの露店が並び、1日で約20万人が訪れる盛大なイベントです。
骨董品や古着、正月用品など多種多様な商品が揃い、歩くだけで楽しめるのが魅力。
名物の「代官餅」を目当てに訪れる人も多く、毎年行列が出来るほどの人気です。
雨天でも基本的に開催されるため、事前に天気予報をチェックしておくと安心です。
世田谷ボロ市
- 開催日:2024年12月15日(日)・16日(月)|2025年1月15日(水)・16日(木)
- 開催時間:午前9時~午後8時
- 会場:東京都世田谷区世田谷1丁目【ボロ市通り】とその周辺道路
- 世田谷区ボロ市公式サイト:https://www.city.setagaya.lg.jp/02072/10108.html
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東京都指定無形民俗文化財【世田谷ボロ市】の歴史
世田谷ボロ市の始まりは、安土桃山時代の1578年に遡ります。
当時、北条氏政が世田谷新宿に「楽市」という市場を開いたことがきっかけのようです。
この楽市は、市場税を免除し自由に商売ができる仕組みで、多くの人々が集まる場になったと言われています。
その後、江戸時代に「市町(いちまち)」という歳の市へ形を変え、さらに明治時代には古着や農具が主力商品となり、「ボロ市」と呼ばれるようになったとのこと。
この名称は戦後に正式に定着しましたが、明治末期にはすでに親しまれていたとの情報がありました。
現在では東京都の無形民俗文化財に指定され、歴史と伝統を今に伝えている価値のあるイベントになっています。
世田谷ボロ市で売ってるものは?
世田谷ボロ市では、骨董品や古着を中心に多種多様な商品が並びます。
古道具や陶器、古い着物などの「古物」のほか、玩具や植木、日用品も豊富で、昔懐かしい品々を探す楽しみがあります。
一方で、新品を扱う店舗もあり、手作りのアクセサリーや革製品、木製スプーンなどが人気を集めています。
さらに、地方の特産品を集めた「ふるさと物産展」も開催されており、全国の名産品が手に入るのも魅力の一つです。
品揃えの多さから、訪れる人は子どもから大人まで楽しむことができます。
個性豊かな出店を巡りながら、掘り出し物を見つける喜びが味わえます。
12/15(日)-16(月)と1/15(水)-16(木)の計4日間、東京・世田谷区で440年以上の歴史を持つ「世田谷ボロ市」開催。骨董・着物・雑貨・植木などの露店 約600店が軒を連ねます→https://t.co/5gwwNm0CZ9 pic.twitter.com/vM1NZlYx27
— イベントチェッカー製作委員会 (@event_checker) November 24, 2024
ボロ市名物の代官餅とは?どこで何時から売ってる?
代官餅は、世田谷ボロ市の名物として親しまれている人気の餅料理です。
天祖神社の境内で販売され、つきたての餅に「あんこ」「きなこ」「からみ(大根おろしと醤油、海苔)」の3種類の味付けが用意されています。
価格は1パック1,000円で、朝から多くの人が行列を作るため、購入までに時間がかかることもあります。
2022年には、初日の15日には17時30分ごろ完売したという情報もあり、販売状況に注意が必要です。
代官餅の販売開始時間は、ボロ市の開催時間である9時からと推測されますが、正確な時間は明記されていません。
そのため、確実に購入したい方は早めの時間帯に訪れることをおすすめします。
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さらに、ボロ市では「ボロ市まんじゅう」も名物の一つとして人気です。
世田谷駅前商店街で販売されるこのまんじゅうは、白あんとこしあんの2種類があり、2個入りと4個入りで販売されています。
代官餅とあわせて、ボロ市の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ボロ市饅頭、昨日ゲットしてオメザとして朝食べました♪#世田谷ボロ市 #ボロ市饅頭 #おめざ pic.twitter.com/cJoqlz7oF0
— sesa (@s053216) January 15, 2017
【世田谷ボロ市】2024年12月・2025月1月の開催情報|場所や会場地図を紹介
- 世田谷ボロ市の会場はどこ?会場地図で解説
- ボロ市の出店数や来場者数
- 世田谷ボロ市の花火は何時にあがる?
- 世田谷ボロ市のアクセス方法|最寄り駅とバス停の情報
世田谷ボロ市の会場はどこ?会場地図で解説
世田谷ボロ市は、東京都世田谷区世田谷1丁目の「ボロ市通り」とその周辺のエリアで開催されます。
最寄り駅は東急世田谷線の「世田谷駅」または「上町駅」で、どちらも徒歩約3分の距離にあります。
代官屋敷を中心に、広範囲にわたる通りが会場となり、多くの露店(屋台)が並びます。
ただし、会場周辺には駐車場がないため、公共交通機関の利用が推奨されます。
また、交通規制が実施されるため、アクセス時には注意が必要です。
ボロ市の出店数や来場者数
世田谷ボロ市には、毎年600~700店ほどの露店が並び、多くの来場者で賑わいます。
特に、大正から昭和の最盛期には800~900店が並び、最大で2000店に達したこともあると言われています。
世田谷区の公式HPによると、今回は約600店の露店が出店予定とのことです。
来場者数は1日あたり約20万人にのぼり、4日間で80万人近くが訪れる大規模なイベントです。
地域の交流や伝統文化の体験の場としても、重要な役割を果たしています。
世田谷ボロ市の花火は何時にあがる?
世田谷ボロ市では、午前9時の花火音が開始の合図、午後8時の花火音が終了を知らせます。
しかし、公式には花火の正確な場所や4日間すべてで打ち上げられるかどうかは発表されていません。
この花火は市場の象徴的な存在であり、多くの人がその音を聞いて市場を訪れます。
ただし、詳細が不明なため、訪れる際には現地の情報を確認することをおすすめします。
何かと思ったらボロ市終了の花火か。 pic.twitter.com/mgwNMpBvkg
— yuk.🍇 (@thinline_ykk) January 16, 2023
世田谷ボロ市のアクセス方法|最寄り駅とバス停の情報
世田谷ボロ市へのアクセスには、東急世田谷線の「世田谷駅」と「上町駅」が最寄りで、どちらの駅からも徒歩約3分です。
バスの場合、東急バスや小田急バスの「世田谷駅前」または「上町」停留所が最寄りとなり、そこから徒歩約2分で会場に到着します。
渋谷駅から東急バスで上町停留所までは約30分ほどです。
三軒茶屋で世田谷線に乗り換えせずに済むので渋谷駅をご利用の方はこのルートも便利です。
ただ、ボロ市開催期間中は交通規制が行われるため、バスの運行に影響が出ることがあります。
特に、等13系統(等々力操車所~梅ヶ丘駅)や等11系統(等々力操車所~上町)などは、終日迂回運行される場合があるため、運行状況を事前に確認しておくことをおすすめします。
世田谷ボロ市:アクセス方法
- 会場:世田谷区世田谷1丁目「ボロ市通り」とその周辺
- 最寄り駅:東急世田谷線「世田谷駅」または「上町駅」
- 最寄りのバス停:東急バス「世田谷駅前停留所」または「上町停留所」
ふるさと物産展も同時開催
「世田谷ボロ市」の開催期間中、全国の交流自治体が出店する「ふるさと物産展」も開催されます。
各地の特産品が並び、地域の魅力を感じられる機会となります。
ふるさと物産展は、世田谷信用金庫本店駐車場で行われます。
ふるさと物産展出展者
- 新潟県柏崎市:柏崎観光協会(切り餅、笹団子、こしひかり米、米菓、柏崎の銘菓など)
- 宮城県:古川食品 (しそ巻き味噌、仙台味噌、仙台醤油、仙台だし醤油)
- 長野県:大町市(信濃おやき 幸庵 おやき(野沢菜、つぶあん、かぼちゃ、きんぴらごぼう、きのこ、切干大根)
- 群馬県:川場村(切干大根、乾燥芋、りんご、漬物類、飲むヨーグルト、コンニャク製品など)
- 山口県萩市:有限会社たけなか (夏みかん菓子、マーマレード、冷凍もち、大福)
- 宮城県: 一般社団法人カイタク (三陸炊き込みご飯の素(6種)、牡蠣味噌、牛タン缶、鯨大和煮など)※12月のみ
- 熊本県熊本市:熊本市(熊本県産品のサツマイモ、里芋、椎茸、南瓜、みかん、柿、ネギ)
- 茨城県つくば市:つくばきくらげ販売(黒きくらげ、山くらげ、大根、昆布、茎わかめ、芋菓子、総菜)
- 長野県大町市:有限会社だいこく食品(信州サーモンの笹寿司、若笹寿司)※12月
- 福島県:有限会社海鮮フーズ(穴子一夜干し、魚介類一夜干しなど)
- 宮城県:山長小野寺商店(乾物、海藻ふりかけ、塩蔵わかめなど)※1月のみ
- 静岡県士宮市:富士宮市フードバレー推進協議会 (しぞーか(静岡)おでん、揚かまぼこセット)※1月のみ
ふるさと物産展の出展者一覧はこちら
2024年12月:https://www.city.setagaya.lg.jp/documents/20607/r6_12.pdf
2025年1月:https://www.city.setagaya.lg.jp/documents/20607/r7_1.pdf
【世田谷ボロ市】2024年12月・2025月1月の開催日時や場所について総括
以下、記事のポイントをまとめます。
まとめ
- 開催日程:2024年は12月15日(日)・16日(月)、2025年は1月15日(水)・16日(木)
- 場所:東京都世田谷区「ボロ市通り」とその周辺エリアで開催
- 歴史:1578年に始まった市場が起源で、東京都無形民俗文化財に指定
- 露店と来場者:約600~700店が並び、4日間で約80万人が訪れる
- 販売品:骨董品や古着、陶器、日用品、新品の手作り雑貨、地方特産品など多彩
- 代官餅:天祖神社で販売される名物餅料理で、3種類の味が楽しめる
- アクセス:東急世田谷線「世田谷駅」「上町駅」から徒歩3分。バス停も近い
- 交通規制:開催中はバスの迂回運行があり、時間に余裕を持つのがおすすめ
- 雨天実施:雨天でも開催されるため、天候に合わせた準備が必要
- 開始と終了の花火音:午前9時と午後8時に花火音が鳴るが、詳細は不明
- ふるさと物産展:全国の特産品が並ぶ物産展が同時開催される
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