埼玉県加須市の玉敷公園で開催される「加須市騎西藤まつり」は、推定樹齢450年以上の大藤が見事に咲き誇る春の風物詩です。
2025年は4月19日から29日まで開催され、特に土日祝日には様々なイベントが行われます。
県の天然記念物に指定された大藤は、見頃を迎える4月下旬になると約1メートルもの花房を垂らす圧巻の光景を楽しめます。
本記事では、開催日程・見どころ・屋台情報から、アクセス方法や駐車場情報まで、実際に現地を訪れた情報をもとに詳しくご紹介します。
藤の香りに包まれる玉敷公園での特別な春の一日を計画してみませんか。
記事のポイント
- 加須市騎西「藤まつり」2025年の開催日
- 玉敷神社のフジの歴史と見どころ
- 「藤まつり」のイベント内容と屋台の出店情報
- 玉敷神社へのアクセスと駐車場情報
加須市騎西「藤まつり」2025年の開催日はいつ?見頃や屋台の出店・玉敷神社へのアクセス・駐車場情報を解説
- 加須騎西「藤まつり」とは?玉敷神社と藤の歴史
- 加須騎西「藤まつり」2025の開催日
- 玉敷神社の「藤」の見頃時期
- 「藤まつり」の屋台の出店情報
- 玉敷神社へのアクセス方法と玉敷公園の駐車場情報
加須市騎西「藤まつり」とは?玉敷神社と藤の歴史
加須市騎西地区の玉敷公園で開催される「藤まつり」は、昭和10年(1935年)から続く伝統あるお祭りです。
玉敷公園は約1万6000平方メートルの広大な敷地に30本もの藤が植えられており、中でも樹齢450年以上と推定される大藤は埼玉県の天然記念物に指定されています。
玉敷神社自体も平安時代の「延喜式」(927年)にその名が記される由緒ある神社で、「久伊豆大明神」や「騎西の明神様」として古くから地域の人々に親しまれてきました。
大己貴命(おおなむちのみこと)を祀り、開運厄除、商売繁盛、縁結びなどのご利益があるとされています。
この大藤は元々戸室の若山家にあったものを、観光資源として昭和8年(1933年)に奉納されたものだそうです。
幹周り4.8メートル、枝張りは700平方メートルにも及ぶ壮大なスケールで、見頃を迎えると約1メートルもの花房を垂らし、訪れる人々を魅了します。

玉敷神社のフジ(2023年撮影)
加須騎西「藤まつり」2025の開催日
2025年の「加須市騎西藤まつり」は、下記の日程で開催されます。
加須市騎西「藤まつり」2025
【開催日】
令和7年(2025年)
4月19日(土)、20日(日)、26日(土)、27日(日)、29日(火・祝)
【会場】
玉敷公園(埼玉県加須市騎西535-1)
【公式サイト】
https://www.city.kazo.lg.jp/soshiki/kasai_chiikishinkou/event/6359.html
祭りの期間中は、よさこいソーランやコーラスなどのステージ発表、琴の演奏や野点(のだて)など、日替わりで様々なイベントが開催されます。
玉敷神社の「藤」の見頃時期
玉敷公園の大藤は例年4月下旬から5月上旬にかけて見頃を迎えます。
特に4月下旬になると約1メートルを超える花房が垂れ下がる圧巻の光景を楽しむことができます。
実際に2025年4月19日に訪れた際は、玉敷公園内の藤の開花状況にばらつきがあり、咲いている場所とまだ咲いていない場所が混在していました。

玉敷神社のフジ(2025年4月19日撮影)
4月下旬頃に見頃を迎えると予想されます。
過去に2023年のGW期間中に訪れた際は、大藤がちょうど見頃で大変混雑していました。
公園内には5つの藤棚が設けられており、それぞれの場所で色鮮やかな藤の花房が垂れ下がる様子を楽しむことができます。

玉敷公園の藤(2023年撮影)
「藤まつり」の屋台の出店情報
藤まつり期間中の土日祝日には、玉敷神社の大藤の前の広場に屋台が出店します。
2025年4月19日に実際に訪れた際は、約10店舗の屋台が並んでいました。
焼きそば、じゃがバター、いか焼きなど屋台の定番メニューが勢揃いし、散策の合間の休憩に最適でした。

加須市騎西「藤まつり」屋台
その中でも地元で70年以上の歴史を持つ「いちじく菓庵・美よ志」の出店は、多くの人が楽しみにしています。
加須市は県内有数のイチジク産地であり、特に騎西地区はイチジク農家が多く点在しています。
なお、2025年4月19日の夕方に訪れた際には、美よ志の露店はすでに営業を終えていました。
(2025年4月19日は営業していなかった可能性もあります)

加須市騎西「藤まつり」の屋台と「いちじく菓庵 美よ志」の旗
玉敷神社へのアクセス方法と玉敷公園の駐車場情報
玉敷公園へのアクセスは、公共交通機関の利用がおすすめです。
特に見頃の時期は駐車場が満車になりやすいため、電車やバス、シャトルバスの活用を検討しましょう。
公共交通機関でのアクセス方法
- 東武伊勢崎線加須駅南口から
朝日バスで約10分(鴻巣駅東口/免許センター方面)
「騎西一丁目」下車、徒歩約7分
- JR鴻巣駅東口から
朝日バスで約20分(加須駅南口/加須車庫方面)
「騎西一丁目」下車、徒歩約7分
- 無料シャトルバスの運行
藤まつり期間中の4月19日(土)、20日(日)、26日(土)、27日(日)、29日(火・祝)には、加須駅南口ロータリーから藤まつり会場付近まで無料シャトルバスが運行されます。
駅からのアクセスが便利になりますので、ぜひご利用ください。
加須市騎西「藤まつり」2025開催日時|見頃時期を写真解説|屋台や駐車場・玉敷神社へのアクセス方法を紹介
- 加須騎西「藤まつり」2025年の開催日とイベント
- 玉敷公園の駐車場とアクセス方法を写真解説
- 屋台出店エリアとおすすめメニュー
- 玉敷神社の「藤」の見頃を写真で紹介
加須騎西「藤まつり」2025年の開催日とイベント
第90回を迎える加須市騎西藤まつりは、2025年4月19日から29日までの11日間にわたり開催されます。
特に土日祝日(4月19日、20日、26日、27日、29日)は多彩なイベントで会場が賑わいます。
期間中は地元団体による様々なステージ発表が行われ、よさこいソーランやコーラスなどの演目をお楽しみいただけます。

玉敷公園:加須市騎西藤まつり野外ステージ
今年は藤まつり90周年の記念すべき年。
これを祝して特別イベント「みんなで踊ろう!騎西音頭」が4月26日(土)13時より開催されます。
事前申し込みも不要でどなたでも参加可能とのことです。
なお、雨天の場合は中止となります。

加須市騎西「藤まつり」90周年記念イベント:騎西音頭の案内
玉敷公園の駐車場とアクセス方法を写真解説
藤まつり期間中は会場周辺が大変混雑しますので、公共交通機関のご利用をおすすめします。
特に土日祝日は、加須駅南口から無料シャトルバスが運行されているため、電車でのアクセスが便利です。
バスを使う場合は、東武伊勢崎線加須駅南口または JR鴻巣駅東口から朝日バスに乗り、「騎西一丁目」で下車し、徒歩約7分で到着します。

加須市騎西「藤まつり」路線バスの案内
駐車場は玉敷公園の他に、第二駐車場や臨時駐車場(騎西総合支所、騎西総合公園)も利用できますが、台数に限りがあります。
第二駐車場からは会場まで徒歩約5分の距離があります。
見頃時期には駐車場がすぐに満車になる可能性が高いため、早朝の来場か公共交通機関の利用が賢明です。

玉敷神社・公園:第一駐車場

玉敷神社・公園:第二駐車場
屋台出店エリアとおすすめメニュー
藤まつり期間中の土日祝日には、玉敷神社の大藤前広場に多くの屋台が出店します。
やきそばや大判焼き、バナナチョコなどの定番メニューから地元の特産品まで、様々な味を楽しむことができます。

加須市騎西「藤まつり」屋台の出店エリア
中でも特におすすめは「いちじく菓庵・美よ志」の商品です。
加須市は埼玉県内有数のイチジク産地であり、「美よ志」のイチジク菓子は地元で長年愛され続けています。
看板商品の「いちじく大福」は、生イチジクを丸ごと1個使用した季節限定の逸品です。イチジクの収穫時期にのみ製造・販売される特別な商品となっています。
また、「無花果羊羹」も人気商品の一つです。
天皇陛下が皇太子時代に騎西町を訪問された際、お茶菓子として供された由緒ある一品です。
祭り期間中は玉敷公園内に「いちじく菓庵・美よ志」の露店が出店しますので、加須の誇る特産品、イチジク菓子をぜひご賞味ください。
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玉敷神社の「藤」の見頃を写真で紹介
2025年4月19日に訪れた際は、玉敷公園内の藤はまだ全体的に満開ではなく、場所によって開花状況にばらつきがありました。

玉敷公園の藤:開花状況(2025年4月19日撮影)

玉敷公園の藤棚(2025年4月19日撮影)
例年の傾向から判断すると、4月下旬頃が見頃と予想されます。
玉敷神社の大藤は、樹齢450年以上という古木で、埼玉県の天然記念物に指定されています。
見頃を迎えると約1メートルを超える花房が垂れ下がり、その紫色の美しい花が一面に広がる様子は圧巻です。

玉敷神社の大藤(2023年撮影)
過去に2023年のGW期間中に訪れた際は、大藤がちょうど見頃を迎えており、多くの観光客で賑わっていました。
藤の甘い香りに包まれながら、ゆっくりと藤棚の下を散策する時間は、春の風物詩として特別な体験になるでしょう。
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加須市騎西「藤まつり」2025開催日・見頃・屋台出店・玉敷神社へのアクセス・駐車場情報を総括
以下、記事のポイントをまとめます。
まとめ
- 加須市騎西藤まつりは2025年4月19日、20日、26日、27日、29日に開催
- 会場は埼玉県加須市騎西535-1の玉敷公園である
- 玉敷神社の大藤は推定樹齢450年以上で埼玉県の天然記念物に指定されている
- 見頃は例年4月下旬から5月上旬で、約1メートルの花房が垂れ下がる
- 藤まつり期間中はよさこいソーランやコーラス、琴の演奏など様々なイベントが開催
- 公共交通機関は東武伊勢崎線加須駅南口または JR鴻巣駅東口からバスで「騎西一丁目」下車後、徒歩7分である
- 藤まつり期間中の土日祝は加須駅南口から無料シャトルバスが運行される
- 駐車場は玉敷公園の他、第二駐車場や臨時駐車場(騎西総合支所、騎西総合公園)が利用可能だが台数に限りがある
- 屋台は大藤前の広場に出店し、やきそばなどの定番メニューや地元の特産品が販売される
- 「いちじく菓庵・美よ志」のイチジク大福や無花果羊羹は地元の人気商品
- 2025年4月19日時点では開花にばらつきがあり、見頃は4月下旬頃と予想される