浅草駅周辺で「地下街ってどこにあるの?」と探している方も多いのではないでしょうか。
実は浅草には、日本最古の地下商店街が今も息づいているんです。
1955年の開業以来、昭和レトロな雰囲気を色濃く残す浅草地下街は、最近では映画【PERFECT DAYS(パーフェクトデイズ)】の舞台としても注目を集めています。
この記事では、「浅草地下街への行き方がわからない」「入口の場所を探している」という方に向けて、4つある出入り口それぞれの場所と行き方を、写真つきでわかりやすく解説します。
松屋浅草前の三角地帯から入るルートや、新仲見世通りからのアクセス方法など、迷わず浅草地下街にたどり着ける情報をご紹介していきましょう。
記事のポイント
- 浅草地下街への行き方と地下街の歴史
- 映画やTVで取り上げられる理由
- 地上にある浅草地下街への入口
- 地下から浅草地下街へ行くルート
浅草地下街への行き方|入口の場所を地図で確認|日本最古の地下商店街の基本情報
- 浅草地下街とは?現存する日本で最古の地下街の歴史
- 浅草地下街の出入り口はどこ?
- 映画やテレビでも取り上げられる昭和が残るディープな地下街
浅草地下街とは?現存する日本で最古の地下街の歴史
浅草地下街は、1955年(昭和30年)に開業した日本で最古の現存する地下商店街です。
全長約50メートルのこの地下街は、東京メトロ銀座線「浅草駅」に直結しており、昭和のレトロな雰囲気が色濃く残る空間として知られています。
当時、戦後復興の中で誕生した浅草地下街は、人々の生活や観光客の寄り道スポットとして親しまれてきました。
現在も飲食店や雑貨店、理髪店などが軒を連ね、昭和の香りを感じられる貴重な場所です。
日本ではかつて、銀座の三原橋地下街(1952年開業)や神田須田町地下鉄ストア(1931年開業)といった歴史ある地下街も存在していました。
しかし、三原橋地下街は2014年に、神田須田町地下鉄ストアは2011年に閉鎖され、現在では浅草地下街が唯一現存する最古の地下商店街となっています。
浅草地下街有志の会
浅草地下街の出入り口はどこ?
浅草地下街の出入り口は地上に2か所、地下に2か所あります。
地上からは、東武浅草駅(松屋浅草)前の交差点にある三角地帯と、新仲見世通りに入ってすぐの位置に出入り口があります。
また、地下からは銀座線浅草駅の改札口付近と、東武線から銀座線に向かう地下連絡通路からアクセスできます。
浅草地下街への入口
- 地上入口1:東武浅草駅(松屋浅草)前の交差点にある三角地帯
- 地上入口2:新仲見世通りに入ってすぐの位置
- 地下入口3:銀座線浅草駅の改札口付近
- 地下入口4:東武線から銀座線に向かう地下連絡通路
映画やテレビでも取り上げられる昭和が残るディープな地下街
浅草地下街は、その昭和の雰囲気が注目され、多くの映画やテレビ番組のロケ地として取り上げられてきました。
ヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』では、役所広司さんが演じる主人公が訪れる居酒屋が浅草地下街に実在し、昭和の香りを感じられる空間として描かれています。
また、NHKのドキュメンタリー番組『ドキュメント72時間』では、地下街の老舗や新店舗、訪れる人々の姿が紹介され、隠れた魅力が掘り下げられました。
さらに、BS朝日のバラエティ番組『ケンコバのほろ酔いビジホ泊』でも、地下街内の飲食店が登場しています。
地上の喧騒を離れたこの空間は、タイムスリップしたかのような体験ができる場所として、多くの人々の心を引きつけています。
映画『PERFECT DAYS』はアマゾンプライムやHuluで視聴可能です。
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浅草地下街への行き方|入口を写真と地図を元にアクセス方法を解説
- 浅草8番出入口から浅草地下街へ入る方法
- 新仲見世通りから浅草地下街へ行く方法
- 銀座線浅草駅の改札を出てすぐの浅草地下街入口
- 東武浅草駅から浅草地下街へ行く方法
浅草8番出入口から浅草地下街へ入る方法
最もわかりやすい入口は【浅草8番出入口】です。
こちらの入口の場所を写真で紹介します。
この入口は松屋浅草(EKIMISE)ビルの正面にある三角地帯に位置しています。
三角地帯の先端に進むと、地下へ降りる階段が見つかります。
浅草地下街の看板もあるので、すぐにわかるでしょう。
階段を下りていくと、途中には浅草地下街マスコット【ちか男くん】が登場。
歴史を感じる若干急な階段を下りると、そこはもう浅草地下街です。
目の前に立ち食いそば屋が出てきます。
右は銀座線浅草駅の改札、左は浅草地下街の通路です。
新仲見世通りから浅草地下街へ行く方法
次に、6番出入口を使って地上から浅草地下街へ入る方法をご紹介します。
東武浅草駅の馬道通り口を出て、馬道通りを渡って新仲見世通りに入ります。
入ってすぐの左側に浅草地下街の入口があります。
隣の店の看板が明るいため、通り過ぎてしまわないよう注意してください。
地下街へ続く階段の途中には、昭和レトロな床屋も見られます。
階段を進むと、浅草地下街の通路に繋がります。
銀座線浅草駅の改札口すぐの浅草地下街入口
次は、銀座線浅草駅の「松屋・隅田公園方面改札」を出てすぐ左にある入口です。
浅草地下街の看板が見えるので、すぐにわかると思います。
そして、地下街入口には前述の通り、映画『PERFECT DAYS』のロケ地としても有名な「やきそば福ちゃん」があります。
銀座線で浅草駅に来る場合は、一番スムーズに浅草地下街へ入れるルートになっています。
東武浅草駅から浅草地下街へ行く方法
最後に、東武浅草駅から銀座線へ向かう地下通路を通って浅草地下街に入るルートを紹介します。
まず、東武浅草駅の正面改札から説明します。
改札を出たら、長い階段(エスカレーター)を下ります。
階段の途中には銀座線や都営浅草線の案内看板があります。
これは東武線、東京メトロ、都営地下鉄、TXの4つの路線が交差する浅草駅ならではの光景です。
階段を降りたら左へ進み、再び銀座線方面へ向かって階段を下ります。
階段を下りると、先ほど紹介した銀座線の「松屋・隅田公園方面改札」へ続く地下街となり、その途中に浅草地下街への入口があります。
浅草地下街への行き方や入口について総括
以下、記事のポイントをまとめます。
まとめ
- 1955年(昭和30年)に開業し、現存する日本最古の地下商店街
- 全長約50メートルで、東京メトロ銀座線「浅草駅」に直結している
- 出入り口は地上2か所、地下2か所の計4か所存在する
- 最もわかりやすい入口は浅草8番出入口で、松屋浅草(EKIMISE)ビル前の三角地帯にある
- 新仲見世通りからは入ってすぐ左側に入口(6番出入口)がある
- 銀座線浅草駅の「松屋・隅田公園方面改札」を出てすぐ左に入口がある
- 東武浅草駅からは地下連絡通路を通じてアクセス可能である
- 昭和のレトロな雰囲気が残り、飲食店や雑貨店、理髪店が軒を連ねている
- 映画『PERFECT DAYS』など、多くの映画やテレビ番組のロケ地として使用されている
- 地上の喧騒を離れ、タイムスリップしたような体験ができる空間として人気を集めている