イトーヨーカドー西川口店が2025年2月24日(月)に閉店します。
50年の歴史を持つこの店舗の跡地には何ができるのか、多くの人が注目しています。
特にロピアなどのスーパーの出店が予想され、周辺の買い物環境に変化があるかもしれません。
本記事では、閉店の詳細や跡地利用の可能性、近隣スーパーの状況を解説します。
西川口エリアの商業動向が気になる方はぜひ参考にしてください。
記事のポイント
- イトーヨーカドー西川口店の閉店日と最終日の営業時間
- イトーヨーカドー西川口店の歴史
- 西川口SCの店舗一覧と跡地に何ができるかの予想
- すでに閉店しているイトーヨーカドー跡地の活用事例
イトーヨーカドー西川口店の閉店日はいつ?跡地には何ができる?店舗の歴史や近隣エリアの情報を解説
- イトーヨーカドー西川口店の閉店日
- イトーヨーカドー西川口店の歴史
- 跡地には何ができる?出店が予想されるスーパーについて
- 近隣にはどんなスーパーがある?
- イトーヨーカドー西川口店がある西川口SC(ショッピングセンター)とは
イトーヨーカドー西川口店の閉店日
イトーヨーカドー西川口店は2025年2月24日(月)に閉店が決定しています。
この日は天皇誕生日の翌日で振替休日にあたり、3連休の最終日となるため、多くの来店客が予想されます。
なお、最終日の営業時間は19時までとなっています。

イトーヨーカドー西川口店:閉店5日前
イトーヨーカドー西川口店の歴史
1974年の開業以来、西川口の商業の中心として親しまれてきたイトーヨーカドー西川口店。
2009年には同社が展開するディスカウントストア「ザ・プライス川口店」へと変わり、その後2020年に「イトーヨーカドー西川口店」として再びオープンしました。
業態変更はありましたが、50年という長い歴史があり、西川口・蕨・戸田エリアの住民にとって思い出深い店舗です。

西川口SC:イトーヨーカドー西川口店
このエリアは外国人居住者が多いことから、2020年の再オープン時には中華食材を豊富に取り揃えるなど、地域のニーズに合わせた品揃えになっていました。

西川口SC前の中華料理店
跡地には何ができる?出店が予想されるスーパーについて
すでに閉店している竹ノ塚店や春日部店などの大型店舗とは異なり、西川口SCという複合商業施設の一部として営業していたため、新たなスーパーの出店が予想されています。
類似の例として、売場面積が近い「イトーヨーカドー食品館新三郷店」がありますが、こちらは2024年8月25日に閉店したまま新規テナントは決まっていません。
有力候補の一つとしてロピアが挙げられます。
同社はイトーヨーカドー跡地への出店実績があるうえ、売場面積の規模感も合致しています。
また、ヤオコーもイトーヨーカドー跡地への出店実績があるため、ネット上では候補の一つとして名前があがっています。
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近隣にはどんなスーパーがある?
このエリアには、「ビッグ・エー」や「新鮮市場戸田店」があり、駅東口には「東武ストア」が入っています。
少し離れた場所には、「ヨークマートララガーデン川口店」「ベルク戸田中町店」「イトーヨーカドーアリオ川口店」などもあります。
また、西川口駅西口の駅前には「ドン・キホーテ」があり、食料品から衣類まで幅広く取り扱っています。
深夜3時まで営業しているため、利便性が高く人気のある店舗です。
その他にも駅西口には商店街もあり、西川口駅周辺は買い物に便利なエリアです。

イトーヨーカドー西川口店前の通り(西川口駅方面)
イトーヨーカドー西川口店がある西川口SC(ショッピングセンター)とは
西川口SC(ショッピングセンター)は、以前のイトーヨーカドー西川口店(その後ザ・プライスに変更)の跡地に作られた小規模なショッピングセンターです。
2020年オープン当初は島忠ホームズが入っていましたが、現在はニトリに変わっています。
西川口SCの店舗
1階
- イトーヨーカドー西川口店(2025年2月24日閉店)
- サンドラッグ
- 靴修理・合カギ店
2階
- ニトリ
- 歯科医院
- 美容室
3階
- ケーズデンキ
4階・RF
駐車場
ニトリ西川口店:店舗情報
ケーズデンキ西川口店:店舗情報
イトーヨーカドー西川口店の閉店直前の様子を写真で紹介|跡地に何ができるのか地元の人の予想を解説
- イトーヨーカドー西川口店の閉店5日前の様子
- 閉店セレモニーはある?
- 跡地には何ができるのか?ロピアの可能性は
- ヤオコーが跡地に出店する可能性
- すでに閉店したイトーヨーカドーの店舗跡地には何ができたのか
イトーヨーカドー西川口店の閉店5日前の様子
閉店5日前の店内では、「最後の7日間」と記されたチラシが掲示され、インフォメーションカウンターでは思い出のメッセージを募集していました。
店内には閉店告知の張り紙が貼られています。
閉店を告げる張り紙には「4年間のご愛顧ありがとうございました」と書かれています。
しかし、前身の店舗を含めた50年の歴史にも触れてほしかったという方も多いのではないでしょうか。

イトーヨーカドー西川口店前(閉店5日前)
閉店セレモニーはある?
イトーヨーカドーの店舗閉店では、一般的に閉店セレモニーは行われないです。
人気アニメ「クレヨンしんちゃん」に登場する「サトーココノカドー」のモデルとなった春日部店でも閉店セレモニーは行われませんでした。
しかし、閉店時には、大勢の人が最後の買い物に訪れました。
西川口店も50年の歴史を持つことから、最終日には多くの来店客が予想されます。

イトーヨーカドー西川口店:お知らせ

イトーヨーカドー春日部閉店日:サトーココノカドーファンの姿
跡地には何ができるのか?ロピアの可能性は
実際に店舗を訪れた印象として、ロピアが出店する可能性は高いと感じました。
川口市内には現在ロピアの店舗がなく、最寄りの店舗はさいたま市緑区や新座市となり、やや距離があります。
そのため、西川口の跡地はロピアにとって出店のメリットが大きい立地といえそうです。
また、西川口駅東口(並木エリア)に住む知人によると、「普段は駅の反対側へ買い物に行くことは少ないが、ロピアができたら地下道を利用して行く機会が増えそう」と話していました。
このエリアは外国人居住者が多いことでも知られており、日本版のコストコともいわれるロピアの出店は、地域住民にとって利便性の向上につながるでしょう。

ロピア越谷大里店の様子
ヤオコーが跡地に出店する可能性
ロピアと同様に、イトーヨーカドー跡地への出店実績があるヤオコーの可能性について考えてみましょう。
ネットでの情報ではヤオコーが候補に挙がっていましたが、地元の人の情報や周辺環境から考えるとその可能性は低いと予想しています。
西川口駅東口(並木)に住む方の情報によると、「ヤオコーは2024年10月にSKIPCITYに新規出店したばかりなので、近隣にさらにもう1店舗出す可能性は低いのではないか」とのことでした。
また、蕨市在住の方に話を聞いたところ、「すでにヤオコー蕨南町店があるため、西川口にできても利用頻度は少ないかもしれない」との意見もありました。
さらに、店舗の広さを考えると、西川口SCの跡地はヤオコーにとって小型店舗となるため、出店のメリットはあまり大きくないかもしれません。
とはいえ、ニトリやケーズデンキが入る複合施設の1階であり、西川口駅から徒歩約10分という立地は他のスーパーマーケットにとっても魅力的であることは間違いありません。
すでに閉店したイトーヨーカドーの店舗跡地には何ができたのか
最近閉店したイトーヨーカドーの跡地活用状況をみると、大型店舗については比較的早く次の展開が決まる傾向にあります。
竹ノ塚店は「イオンスタイル竹の塚店」として2025年夏頃のオープンが予定されており、川崎港町店は地上26階、約600戸の高層マンションと商業施設の建設が発表されています。

イトーヨーカドー竹ノ塚店跡地
一方で、西川口店のような中小規模店舗については、まだ活用方法が決まっていないケースが目立ちます。
例えば、ララポート新三郷内という好立地にある食品館新三郷店は2024年8月に閉店したものの、新規テナントは未定のままです。
同様に、本川越駅近くにあった食品館川越店も、閉店後の跡地利用については発表がありません。
このように、食品スーパーとして運営されていた店舗の多くは、跡地活用の決定に時間がかかっているのが現状です。
西川口店の跡地について新しい情報が入り次第、こちらのページでご紹介いたします。
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イトーヨーカドー西川口店が閉店したら跡地に何ができるのか現地調査による予想まとめ
以下、記事のポイントをまとめます。
まとめ
- イトーヨーカドー西川口店は2025年2月24日(月)に閉店
- 最終日の営業時間は19時まで
- 1974年開業で50年の歴史を持ち、地域住民に親しまれてきた店舗
- 跡地には新たなスーパーの出店が予想され、ロピアが候補に挙がっている
- ロピアは川口市内に店舗がなく、出店のメリットが大きいと考えられる
- ヤオコーは近隣に既存店舗があり、新規出店の可能性は低いとの見方もある
- 西川口SCはニトリやケーズデンキなどが入る複合商業施設で、駅から徒歩約10分という立地の良さが強み
- 近隣にはビッグ・エーや東武ストアなどのスーパーがあり、買い物環境は整っている
- ほかのイトーヨーカドー跡地では、大型店舗は早く再開発される傾向があるが、中小規模店舗は未定のケースが多い